この時期になっても雪が落ち着かず、朝や夜は雪かきに追われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、昨年2月13日に山形の新聞で気になる記事がありましたのでご紹介いたします。
M7.3の地震によるカーポートの全壊記事です。
当時はカーポートの上には雪が積もっており、地震の揺れにより、カーポートが全壊したとのことです。
カーポートの屋根雪と地震の組み合わせは、頑丈なカーポートも全壊させるほどの脅威です。
そして忘れてはいけないのが、カーポートの耐積雪の表記は”新雪”の場合ということです。
溶けて水を含んだ雪と新雪では雪の重みが違います。
水を含んだこの時期の屋根雪は50cmでも危険です。
カーポート施工後は雪の積もり方にも注意して使用するようにしましょう。
こまめな雪下ろし
耐積雪用だからといって安心しないこと
カーポートをお使いの際は上記のことを考え、安心安全に使用していただければと思います。
青森市内をパトロールした際の写真も併せて見ていただけると、今年の雪がどれほど多かったかわかると思います。
豪雪による雪の重みで、カーポートの梁がたゆんでしまっています。
わかりやすいよう赤線を引いたものです。
災害レベルの豪雪では、このようなことが起こってもおかしくはない、
そのことを頭の片隅において、この厳しい冬を乗り越えましょう。
※カーポートの雪下ろしの際に、屋根の上で作業することは危険ですのでおやめください。雪が積もったカーポート自体が危険ですので、屋根に乗り作業することでさらに加重を加えてしまうことになります。実際に、去年も雪下ろしの際に転落して人が死亡する事故が多数発生しています。